収納を変えても変わらなかった。変わったのは、私の見方でした。




以前、わが家でこんな実験をしました。

「また同じ服着てる…。」

洗濯して戻したばかりの服を、また次の日も着る長男。

「他の服も着てほしいな。」

そう思って、収納を見直してみることにしました。

もしかすると、いつも同じ場所に戻すから、その服ばかり手に取ってしまうのかもしれない。

そんな仮説を立てて、収納方法を変更。
整理収納アドバイザー 整理収納 引き出し収納 衣類収納 収納の実験 整理収納サポート 福岡
実際に収納を見直した時の様子はこちら。

その結果…

次男には効果がありました。

今まで着ていなかった服を選ぶ日が増え、「収納を変えると行動も変わるんだな」と実感しました。

一方、長男はというと……

ほぼ変化なし(笑)。
整理収納アドバイザー 整理収納 引き出し収納 衣類収納 収納の実験 整理収納サポート 福岡
収納を見直してから一週間経過した時の様子はこちら。

「あれ?収納だけが原因じゃなかったのかな?」

そう思いながら過ごしていたある日、ついに理由が分かりました。




「なんでその服ばかり着るの?」

そう聞いても、なかなか答えてくれない息子。

ある日ぽろっと、

「胸ポケットがあると名札を付けやすい。」

こんな言葉を口にしていました。

でも、それだけでは説明できません。

ポケットがないのによく着る服もあるからです。


またしばらくして、「なんでこれ着ないの?」と聞いてみると、しぶしぶ...といった様子で返ってきた答えは意外なものでした。

「絵の服は嫌。」

「線の服ならいい。」

……えっ、絵!?


最初は何のことか分かりませんでした。

よく聞いてみると、

「絵の服」=イラストがプリントされた服

「線の服」=刺繍で描かれた服

という意味だったようです。


まさか小学校一年生で、そんなこだわりがあるとは思っていませんでした。

親としては、

「去年保育園に通っていた時は普通に着てたのに、なんで?」

とまた新たな疑問が生まれましたが、子どもの好みって、親が思っている以上にはっきりしているんですね。



ただこれ...息子によると刺繡にも二種類あるようです。

さらに詳しく聞いてみると、

刺繍なら何でもいいわけではないそう。


線画のようなシンプルな刺繍はOK。

でも、色がたくさん使われた刺繍は「嫌。」だそうで…。


息子お気に入りの刺繍
息子が受け付けない刺繍
……母、完全にお手上げです。(笑)

ハンカチや給食ナフキン、お弁当箱などはキャラクターものです。そしてパジャマも。

このこだわり、持ち物すべてじゃないんですよね。

理由を聞いてもイマイチ答えてくれないのですが、理由を聞いたとしてもイマイチ理解できない母です。(笑)

ですが、息子なりの理由がきちんとあるようなので、これからはイラストなしの洋服を買うようにします。






収納を整えることは大切です。

でも、それだけですべてが解決するわけではありません。

今回、収納を変えても長男は変わりませんでした。

最初は

「収納が原因じゃないんだ。」

と思いました。

でも違いました。

原因はちゃんとありました。

それは、

私がまだ息子のことを知らなかっただけ。






整理収納の仕事でも同じです。

使いにくい収納を見る前に、

まず、その収納を使う「人」を知る。

私は収納を整えているようで、

本当は人を知る仕事をしているのかもしれません。
ここからさらに数か月後のお話。

この記事を書いた人

福岡の整理収納アドバイザー
長野 恵理奈(ちょうの えりな)
整理収納アドバイザー1級|住宅収納スペシャリスト|看護師|保育士
福岡を中心に、ご家庭へ訪問し、
家族みんなが使いやすい収納の仕組みづくりをお手伝いしています。

わが家の場合は、どうしたらいい?

暮らし方も家族構成も、使いやすい収納も、
ご家庭によって違います。
お片づけのなづ奈では、
今の暮らしを一緒に見ながら、
ご家族にちょうどいい仕組みを考えていきます。

関連記事

テーマから探す

カテゴリー
タグ

キッチン (13) クローゼット (9) ビフォーアフター (26) 使用頻度 (18) 動線 (31) 子育て世帯(小学生) (21) 子育て世帯(未就学児) (23) 定位置 (24) 戸建て (15) 訪問整理収納サポート (24)

暮らしを整えるヒントをもっと読む