
以前、わが家でこんな実験をしました。
「また同じ服着てる…。」
洗濯して戻したばかりの服を、また次の日も着る長男。
「他の服も着てほしいな。」
そう思って、収納を見直してみることにしました。
もしかすると、いつも同じ場所に戻すから、その服ばかり手に取ってしまうのかもしれない。
そんな仮説を立てて、収納方法を変更。

その結果…
次男には効果がありました。
今まで着ていなかった服を選ぶ日が増え、「収納を変えると行動も変わるんだな」と実感しました。
一方、長男はというと……
ほぼ変化なし(笑)。

「あれ?収納だけが原因じゃなかったのかな?」
そう思いながら過ごしていたある日、ついに理由が分かりました。
「なんでその服ばかり着るの?」
そう聞いても、なかなか答えてくれない息子。
ある日ぽろっと、
「胸ポケットがあると名札を付けやすい。」
こんな言葉を口にしていました。
でも、それだけでは説明できません。
ポケットがないのによく着る服もあるからです。
またしばらくして、「なんでこれ着ないの?」と聞いてみると、しぶしぶ...といった様子で返ってきた答えは意外なものでした。
「絵の服は嫌。」
「線の服ならいい。」
……えっ、絵!?
最初は何のことか分かりませんでした。
よく聞いてみると、
「絵の服」=イラストがプリントされた服
「線の服」=刺繍で描かれた服
という意味だったようです。
まさか小学校一年生で、そんなこだわりがあるとは思っていませんでした。
親としては、
「去年保育園に通っていた時は普通に着てたのに、なんで?」
とまた新たな疑問が生まれましたが、子どもの好みって、親が思っている以上にはっきりしているんですね。
ただこれ...息子によると刺繡にも二種類あるようです。
さらに詳しく聞いてみると、
刺繍なら何でもいいわけではないそう。
線画のようなシンプルな刺繍はOK。
でも、色がたくさん使われた刺繍は「嫌。」だそうで…。


……母、完全にお手上げです。(笑)
ハンカチや給食ナフキン、お弁当箱などはキャラクターものです。そしてパジャマも。
このこだわり、持ち物すべてじゃないんですよね。
理由を聞いてもイマイチ答えてくれないのですが、理由を聞いたとしてもイマイチ理解できない母です。(笑)
ですが、息子なりの理由がきちんとあるようなので、これからはイラストなしの洋服を買うようにします。
収納を整えることは大切です。
でも、それだけですべてが解決するわけではありません。
今回、収納を変えても長男は変わりませんでした。
最初は
「収納が原因じゃないんだ。」
と思いました。
でも違いました。
原因はちゃんとありました。
それは、私がまだ息子のことを知らなかっただけ。
整理収納の仕事でも同じです。
使いにくい収納を見る前に、
まず、その収納を使う「人」を知る。
私は収納を整えているようで、
本当は人を知る仕事をしているのかもしれません。








