先日、
久しぶりに自分のクローゼットを見直しました。
その時、
最後まで手が止まった物があります。
クローゼットを見直したお話はこちら。
それは、
看護学生時代から使っていた聴診器でした。
今では、
看護の現場に戻ることはないと思っています。
そう周りにも話しています。
だから、
手放せると思っていました。
でも、
最後まで残ったのは、
この聴診器でした。
理由は、
自分でもよく分かりません。
旧姓が入っているからなのか。
看護師だった頃の自分を思い出すからなのか。
考えてみても、
答えは出ませんでした。
でも、
「まだここにいてもいいよ。」
そう思えたので、
今回はそのまま残すことにしました。
整理収納では、
「保留にする物は期限を決める」
という考え方があります。
いつ見直すのかを決めておくことで、
「保留」がそのままにならないためです。
私も普段は、その考え方を大切にしています。
でも、この聴診器だけは、
どうしても期限を決めることができませんでした。
だから今回は、
期限ではなく、
「自分の気持ちが整った時に、もう一度向き合おう。」
そう決めました。
もちろん、保留の物があること自体は問題ではありません。
ただ、保留の物が増えすぎて、今の暮らしに支障が出てしまうようなら、一度立ち止まって見直すタイミングかもしれません。
整理収納アドバイザーだからといって、
何でも迷わず手放せるわけではありません。
むしろ、思い入れのある物ほど、丁寧に向き合いたいと思っています。
手放す準備ができるタイミングは、人それぞれ。
私は、
「今の暮らしに必要か」
と同じくらい、
「自分の気持ちが整っているか」
も大切にしたいと思っています。
物を残すか、
手放すか。
正解は一つではありません。
だから私は、
「手放せない自分」
を責める必要はないと思っています。
物にも、
人にも、
タイミングがあります。
だから、
今はまだ残しておく。
そんな選択も、
私は大切にしたいと思っています。
片づけは、
物を減らすことではなく、
今の暮らしに合わせて選び直すこと。
そして時には、
期限を決めて保留にすることもあれば、
どうしても期限を決められない物もあります。
そんな時は、
無理に答えを出さなくてもいい。
私は今回、
この聴診器からそんなことを教えてもらいました。
今回の片づけで気づいたのは、
「手放せなかった」のではなく、
「今は残すことを選んだ」
ということでした。
この違いは、私にとってとても大きな気づきでした。