もうすぐ夏休み。
小学一年生の長男が、学校で使っていた学用品を少しずつ持ち帰ってきました。
普段は学校に置いているものなので、家にはまだ置き場所がありません。
すると長男が聞いてきました。
「かあちゃん、これどこに置けばいい?」
その一言を聞いて、私は少し嬉しくなりました。
今までは、家にあるものには全部「住所」がありました。
ランドセル。
教科書。
帽子。
水筒。
「ここに戻してね。」
そう伝えてきたから、子どもたちは自然と片づけられるようになりました。
でも今回持ち帰ってきたものには、まだ住所がありません。
だから長男は困ったのです。
その姿を見ながら、私は気づきました。
これまで私は、
家族の暮らしを見ながら、一人で収納を考えてきました。
でもこれからは、
子どもたち自身が収納を考える時期に入ったのかもしれません。
その日はもう寝る時間だったので、新しい収納を作ることはできませんでした。
その代わり、長男にこう伝えました。
「家にはまだ置く場所がないね。」
「だから、一緒に置く場所を考えよう。」
収納は、
決められた場所に戻すことだけではありません。
「置く場所がない物には、置く場所を作る。」
それも、片づけの大切な力です。
将来、
一人暮らしを始めた時。
結婚した時。
子どもが生まれた時。
暮らしは何度も変わります。
そのたびに、
「ここに置こう。」
「この方が使いやすそう。」
そんなふうに、自分で暮らしを整えられる人になってほしい。
私は、そんな力も子どもたちに伝えていきたいと思っています。
実は、お客様のお子さんとは一緒に収納を考えることが多いのに、
わが子とは意外とやってきませんでした。
今回の出来事は、
子どもと一緒に収納を考える、新しいスタートの日。
そんな気がしています。