収納を見る前に、私が見ているもの。

収納のお仕事というと、

収納の中を見たり、

引き出しを開けたり、

モノの量を確認したり。

そんなイメージを持たれることが多いかもしれません。



でも実は、私は最初に収納を見ません。





まず見るのは、

そのご家族の暮らしです。

朝はどんな順番で準備をしているのか。

帰ってきたら、最初に何をするのか。

どこで立ち止まり、

どこで「あれ、どこだっけ?」となるのか。

誰が困っていて、

誰が頑張りすぎているのか。

私は、そんな毎日の暮らしを教えていただくことから始めます。






以前、わが家では、食洗機から取り出した調理器具が、いつも収納の左側に置かれていることがありました。

最初は、

「なんで定位置に戻してくれないんだろう。」

と思っていました。

でも、夫の動きを見ていると、その理由が分かったのです。

食洗機はコンロの左側。

夫は取り出して、そのまま一番近い場所へ置いていただけでした。

片づけなかったのではなく、その収納が夫に合っていなかった。

収納ではなく、暮らしを見たからこそ気づけたことでした。






看護師だった頃も、

保育園で働いていた頃も、

私が考えていたのは、

人が安心して過ごせる環境でした。

患者さんが安心して治療に専念できる病室。

子どもたちが安心して過ごせる保育室。

先生たちが保育に集中できる職場。

今は、その場所が「家」になっただけです。






だから私は、

収納を整えることよりも、

その先にある暮らしを整えたいと思っています。

同じ間取りでも、

同じ家族構成でも、

暮らし方は違います。

だから収納の答えも、一つではありません。






そのご家族にとって、

どんな毎日が心地いいのか。

どんな仕組みなら自然と続けられるのか。

私はこれからも、

収納を見る前に、

暮らしを見ながら、

そのご家族にちょうどいい暮らしを、一緒に考えていきたいと思っています。





収納は、暮らしの答えです。

だから私は、答えを見る前に、そのご家族の暮らしを見ています。

この記事を書いた人

福岡の整理収納アドバイザー
長野 恵理奈(ちょうの えりな)
整理収納アドバイザー1級|住宅収納スペシャリスト|看護師|保育士
福岡を中心に、ご家庭へ訪問し、
家族みんなが使いやすい収納の仕組みづくりをお手伝いしています。

わが家の場合は、どうしたらいい?

暮らし方も家族構成も、使いやすい収納も、
ご家庭によって違います。
お片づけのなづ奈では、
今の暮らしを一緒に見ながら、
ご家族にちょうどいい仕組みを考えていきます。

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