

“家族が変わったのではなく、仕組みが変わった”
このシリーズを書きながら、私自身も改めて気づいたことがあります。
「家族が片づけてくれない。」
そう悩んでいた頃の私は、
夫を変えようとしていました。
子どもを変えようとしていました。
「ちゃんと片づけて。」
「なんで戻してくれないの?」
そう言い続ければ、いつか変わると思っていました。
でも、変わりませんでした。
だから私は、
「どうして片づけてくれないんだろう。」
その理由を一つずつ考えるようになりました。
片づけの基準が違ったこと。
子どもの成長に収納が合わなくなっていたこと。
戻す場所が分からなかったこと。
戻しにくい収納だったこと。
動線が暮らしに合っていなかったこと。
片づけ方を伝えられていなかったこと。
モノが多すぎたこと。
家族が分かる収納になっていなかったこと。
片づけると暮らしがラクになることを、まだ実感できていなかったこと。
一つずつ理由を知るたびに、
「家族が悪いんじゃなかった。」
そう思うようになりました。
家族は、困らせようとしていたわけではありませんでした。
ただ、それぞれに片づけにくい理由があった。
だから私は、
家族を変えようとするのではなく、
その理由に合わせて、暮らしの仕組みを見直しました。
すると不思議なことに、
夫は少しずつ戻してくれるようになりました。
子どもも、自分で準備ができるようになりました。
もちろん、今でも散らかります。
「もう!」と思う日だってあります(笑)
でも、以前のように
「なんで片づけてくれないの?」
と思うことは、ほとんどなくなりました。
片づけを通して私がつくりたいのは、
きれいに整った収納だけではありません。
家族それぞれが使いやすく、
自然と暮らしに参加できる仕組み。
それが、
私が整理収納を通して大切にしていることです。
もし今、
「私ばかり片づけている。」
そんなふうに感じているなら、
家族が片づけない理由を、一度見てみてください。
戻す場所が分からないのか。
戻すまでが面倒なのか。
今の暮らしに収納が合っていないのか。
理由が分かると、
見直す場所も見えてきます。
私はこれからも、
収納を整えるだけではなく、家族が自然と片づけられる仕組みづくり
を、一緒に考えていきたいと思っています。








