新居へのお引っ越しを機に、
キッチンとパントリーの整理収納サポートをご依頼くださったI様。
今回のお客様は、
「引っ越しをするので、この機会に改めて整理整頓して、お家を綺麗なまま維持できたらいいな」
という思いから、ご依頼くださいました。
キッチンの収納と一緒に見直したのが、パントリーです。
以前のお家にはなかったパントリー。
何も入っていない収納を前に、
「さて、ここをどう使おう?」
そんなところから、収納づくりが始まりました。
収納が増えても、使い方が決まっているとは限らない
新居にパントリーがある。
収納スペースが増えた。
それだけを聞くと、
「たくさん収納できて便利そう!」
と思いますよね。
でも、
収納スペースがあることと、
その収納を使いこなせることは、
少し違います。
I様も、
「ここに何を置いたらいいのかイメージが湧かなくて……」
とお話しされていました。
そこで、
「パントリーだから、これを置きましょう」
と最初から決めるのではなく、
これからどんな暮らしをしたいのか。
何を置いたらキッチンが使いやすくなるのか。
そして、
今持っている物の中で活かせる物はないか。
一つずつ考えていきました。
「この棚をどこかで使いたい」
前のお家で食器棚として使っていた棚を、
新しいお家でも使いたい。
友人から譲り受けた物で、
使い勝手が良くてお気に入り。
そんな思いのある棚でした。
新しい家だからといって、
家具も収納用品も、
全部新しくする必要はありません。
今まで使ってきた物の中に、
お気に入り物があるなら、
それを活かす方法を考える。
そこで今回は、
この棚をパントリーの中で使うことにしました。
Before
以前のお家にはなかったパントリー。
まだ何も入っていない状態から、
収納づくりを始めました。
After
お客様が残したいと希望された棚も取り入れながら、
パントリー全体の使い方を決めました。
大切なのは、
空いている場所を物で埋めることではありません。
キッチンとパントリーを別々に考えるのではなく、
キッチン全体で、何をどこに置いたら毎日の暮らしがラクになるのか。
そんな視点で収納場所を決めていきました。
「パントリーには何を置く?」から考えなくてもいい
パントリー収納というと、
食品ストックを並べたり、
収納ボックスを揃えたり、
きれいに分類したり。
そんなイメージがあるかもしれません。
でも私は、
「パントリーには何を収納するのが正解?」
から考えなくてもいいと思っています。
大切なのは、
そのご家庭にとって、この場所をどう使うと暮らしやすいか。
今回も、
お客様が持っている物。
キッチンでの動き。
これから始まる暮らし。
そして、
「この棚をこれからも使いたい」というお客様の気持ち。
それらを一緒に考えながら、
パントリーの使い方を決めました。
一カ月後も、きれいな状態を維持できています
整理収納サポートから一カ月後、
I様からこんなお声をいただきました。
「物の位置が決まっているから、使う時も迷わないし、使った後も物を直しやすくて助かっています。
主人も物の位置を少し覚えてくれたみたいで、とっても使いやすくて快適です!」
そして、
一カ月経った今も、きれいな状態を維持できている
とのこと。
収納をつくったその日にきれいになることより、
暮らし始めてからも、
迷わず使えて、
自然と元の場所へ戻せること。
私は、そこがとても大切だと思っています。
なづ奈の視点
今回のパントリーで、
お客様がすでに持っていた棚を、
新しい暮らしの中で活かしました。
新居だから、
全部新しくする。
パントリーだから、
こう収納する。
そんなふうに、
収納の形から暮らしを決めなくてもいい。
今ある物と、今ある場所の中で、そのご家庭にとって使いやすい方法を考える。
それも、整理収納の一つだと思っています。
お引っ越しのお片づけは、
荷物を新しい家へ移して、
収納の中へ納めたら終わりではありません。
これまで使ってきた物を、
これからの暮らしではどう使うのか。
新しくできた場所を、
家族にとってどんな場所にしていくのか。
一つずつ考えながら、
新しい家に、新しい暮らしの仕組みをつくっていく。
だから私は、
引っ越しのお片づけは、
「荷解き」ではなく、
「これからの暮らしを整えること」
だと思っています。